体外受精を受けるための勉強会に参加をした私達夫婦でしたが、想像以上に若い男女も多かったことが印象的でした。
やはり体外受精ともなればイメージ的にある程度の年齢の人が多いと思っていましたが、それだけ若い人の中でも不妊に悩む人が増えているということなのでしょう。
勉強会自体は1時間ほどで、先生や看護婦さんがわかりやすく資料をもとに説明をしてくれました。
そしていざ、体外受精への第一歩を踏み出すことになりました。
ロング法での採卵周期がスタート
体外受精を行うためにロング法という方法で採卵することになりました。
これは高刺激法の中の1つの方法でその他にはショート法・アンタゴニスト法というものがあります。
私がロング法になった理由としては、多嚢胞性卵巣症候群であるとOHSS(卵巣過剰刺激症候群)になりやすいというリスクはあるのですが、一度でたくさん卵が取れるというメリットがあり、年齢がまだ若いので子宮がそれに耐えられるという見込みが大きいからです。
このロング法を行うためには、前準備として前周期にピルを服用して(カウフマン療法)生理が終わる頃から採卵日まで鼻スプレー(スプレキュア)を点鼻するということが必要でした。
余談ですが、この鼻スプレーが強敵で・・・
私はアレルギー性鼻炎で鼻の粘膜がとても弱いことから、勢いよく飛び出してくる鼻スプレーはとても痛く、鼻水が大量に出て鼻が詰まるという状態をずっと過ごすことになりました。
子供を授かるためにお腹を痛める覚悟はいくらでもありましたが、鼻が詰まり続けるというのは想定外でした(笑)
自己注射ゴナールエフと卵胞の大きさ
体外受精を今回行うにあたって必要不可欠となるのが自己注射(ゴナールエフ)です。
読んで時のごとく自己の注射ですから自分で自分に注射をしなくてはいけません。
ゴナールエフは生理三日目から打つという説明を受けていましたが、気が早まってしまった私は生理二日目に病院へ行き血液検査をしたところ「良好」ということでこの日からゴナールエフを開始することになりました。
この時点での内膜の厚さは3mm、卵胞の大きさは5mmで卵胞の数は左右合わせて6個という状態でした。
また、ゴナールエフは150単位を3日分でした。
自己注射というのはかなり恐ろしく抵抗がありましたが、実際にやってみると全く痛くない(個人差があると思いますが)ので1回やってしまえば後は苦になるものではありませんでした。
4日目に病院へ行き診察を受けたところ、内膜の厚さが5.4mmで卵胞の大きさが10~12mmとなっており卵は10個ほどエコーで見える状態となっていました。
順調に育ってはいるのですが、血液検査の結果E2の値が高いと診断されたことで、ゴナールエフの数値を150単位から112.5単位に下げることになりました。
その3日後、内膜の厚さが10mm、卵胞が14~18mmまで成長していました。
更にここからゴナールエフを112.5単位で3日間自己注射して診察へ行くと内膜が12mm、卵胞が20~27mmまで大きくなっていました。
これにより2日後の採卵日が決定しました。