採卵数の結果は14個中に未成熟卵が11個!?初の体外受精は大ピンチ

採卵前日、夜8時以降は絶食となり10時以降は絶飲食となり最後の食事を取った後に下剤を飲みました。
旦那は翌朝の採精のために色々なサプリメントを飲み、精力を高めながら過ごしていました。

採卵当日、朝8時半に旦那の精子を持ち病院へ。
採卵の順番待ちをすることもなく、手術室に隣接してある待合室のベッドに案内されて手術着に着替えて待機しました。
左手には麻酔点滴を入れるための針を指すのですが、腕に刺さった太い針をぼーっと見つめながら「採卵はうまくいくのだろうか・・・」という不安と戦いました。

採卵のために手術室へ E2が6000を超えてOHSSが確定

手術室に呼ばれ、手術室に上がると両手両足を固定して大の字状態になりました。
これだけでもかなり緊張するのですが、この状態で先生と看護婦さん3名が同時進行で注射をしたり心電図を計ったり子宮を綺麗にする処置をしていて何がなんだかわからないままに採卵の準備が整っていきました。

この処置をしている中で血液検査の結果を聞いたのですが、全体的に見れば良好なのですがE2に関してだけ問題があり、数値が6000を超えているということだったのですが「この数値では新鮮胚移植はできない上にOHSSも発症することがほぼ確実」ということだったのですが、この時点ですでにOHSSの症状は出ており「これが更に悪化するのか」と恐怖を感じました。

それでも採卵はもちろん行う(凍結胚移植をするために)わけですから、もう泣き言をいっている場合ではなく採卵のときがやってきます。

採卵は静脈麻酔で行い、麻酔を投与してから3秒ぐらいで意識がなくなり次に意識が戻ったのは先生が肩を叩きながら呼びかけてくれているときでした。

「14個!14個取れたよ!」

という先生の声で、朦朧としていながらも「14個も取れたんだ、良かった」と思いながら別のベッドに運ばれてもう1度眠りました。

採卵から3時間ほどの休憩をしてから先生の説明を受けることになるのですが、この頃には旦那も病院に来ており二人で診察室で説明を聞くことになりました。

ここで再度E2が高いのでOHSSになるという説明があり、また卵は14個取れたということ、そしてその中で何個が受精卵になるか?ということに関しては翌日に電話で確認をしてくださいということでした。

診察室から出た途端に緊張感がなくなり、前日からの絶飲食の波が一気に押し寄せてしまい「昼はおかゆぐらいにしておいたほうがよい」と先生に言われていたのに耐えることができずコンビニで爆買いをしてしまいました...(笑)

受精確認の結果は未成熟卵11個と成熟卵3個(受精せず)

翌日の11時確認ができるということで、10時59分30秒から電話をする準備をしていました。
人気アイドルのコンサートのチケットを予約するかのごとく11時ジャストに電話をすると、電話口の向こうから「培養士に代わりますのでしばらくお待ち下さい」と言われから培養士さんが電話に出るまで20秒もかかっていないはずですが、手に汗を握り心拍数が上がり何時間も待っているような気分でした。

培養士さんの声のトーンが暗かったので「これは良い結果ではない」と察しましたが、結果は想像よりも悪いものでした。

14個取れていた卵の内、11個が未成熟卵。
そして残り3個は成熟卵でしたが、どれも受精していないという結果でした。

この電話はスピーカーで夫婦で聞いていたのですが、言葉も出ない状態に。

そして「ということは、体外受精のスタートラインにも立てずに終わったってこと?」「高いお金を払って1歩も踏み出せずにここで終了?」という疑問が徐々に確信にかわり、電話口の向こうの培養士さんを待たせたまま放心状態になりました。

 

 

 

おすすめの記事