稽留流産手術とその後の痛みや症状、なぜか吹き出す母乳!?
流産という結果を受けて翌日に手術をすることを決意しましたので、一晩寝て起きたらもう手術当日。
前夜の時点では「他人事のような」感覚でしたが、朝起きて病院へ行く準備をしていると涙が止まりませんでした。

指定された時間に病院へつき、すぐに手術室に案内されました。

稽留流産手術とその後の痛みについて

手術室に呼ばれてすぐに手術台に上がりました。
麻酔がかかるまでの処置としては採卵のときと全く同じような内容で、手足を固定して心電図を計りつつ、最終確認としてエコーで心拍確認ができるかどうかの確認をすることになりました。

「少しでも成長しているかも・・・」という淡い期待がありましたが、全く変化しておらずここで完璧に観念するしかない現実を突きつけられたわけです。

この後は静脈麻酔で眠り、起きたときには手術は終わっていました(30分ぐらい)

目を覚ましたときには麻酔が残っているような気持ち悪い感覚と生理痛の重いときのような痛みがありましたが、そのままもう1度眠ってしまいました。

1時間ほど眠り目を覚ますとお腹の痛みはもうなくなっていて、トイレも普通に行けました。

稽留流産手術から2週間ぐらいまでの症状

手術後に痛みを感じるというようなことは無いまま2週間を過ごしましたが、色々な現象が起きました。

手術が終わり3日後に病院で子宮の状態をエコーで確認したところ、子宮が綺麗な状態になっているという診断をされてまずは一安心。
この時には茶色いおりもの程度の軽い出血があるぐらいで、先生の話では正常の範囲内ですよという説明もしてもらいました。

しかし翌日から生理2日目ぐらいの出血が数日間続き、3センチぐらいの細長い血の塊が出るということもありました。
不安になったので病院へ連絡をすると「術後間もないので出血が多めにあるというのも普通のことです」という説明を受けました。

これから血が止まっている時期もあったのですが、再度生理初日ぐらいの出血が5日間ぐらい続いてしまった上に500円玉大の血の塊が出るなど「本当に大丈夫なのだろうか?」と心配になっていたところ、更に予想外の現象が起きてしまいました。

流産手術をして気持ちを切り替えている最中に母乳が出てしまう・・・

稽留流産の手術を終えて1週間目ぐらいから胸の違和感を感じていました。
しかし、ホルモンバランスの問題かな?ぐらいにしか思っておらず、現状を考えると胸の違和感なんて小さいことの部類に入るときでしたので特に気にせず放置していました。

が・・・日に日に胸の違和感が増していき、それから数日後に違和感が目に見える状態になりました。

何とブラジャーがビショビショになっているのです。
「え!?」と思った私は自分の胸を凝視しました、すると何と乳首から白い液体が出ているのです。

「まさか?」と思い、恐る恐る絞ってみると「明らかなる母乳」が飛び出しました。

何という皮肉なのか、どういう理由なのか?
流産をして手術をしてから10日後ぐらいに母乳が出てくるなんて想像していませんでした。

これが我が子に与える母乳ならいいのでしょうけど、この状況で出てくる母乳への嫌悪感はかなりのもので正直に言うと気持ち悪いと思ってしまいました。

さすがに不安になり病院へ行き血液検査をしたところ、PRLという数値が高いと母乳が出るということなのですが検査結果としては数値が22と低く母乳が出る数値ではないということで先生も不思議がっていました。

しかし、母乳が出ることに害があるわけではなく体が勘違いをしているという状態なのではないかという予測でした。
この日は母乳を止める薬をもらって帰ったのですが「なぜ母乳を止める薬を私は飲んでいるのだろう...」とよくわからなくなってきました。

この件に関してはポジティブに考えると夫婦で笑ってしまいましたし、不妊治療の中でもほがらかなエピソードになりました。

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