不妊治療の大きな敵となるウイルス「アメリカ人女性が不妊治療を断念」

アメリカでの不妊治療の話題です。
2年半も不妊治療を頑張ってきて新鮮胚移植をする当日になりそれが中止になったアメリカ人女性がおられます。

2020年3月16日に採卵を行った女性ですが、翌日にアメリカ生殖医療学会が新型コロナウイルスの流行を理由に不妊治療の中止をもとめるガイドラインを出したからです。

更には凍結胚移植がうまく行かず、最後のチャンスに1万2000ドル(約130万円)を使いそれが0に。

アメリカ生殖医療学会は不妊治療に関する提言を2週間ごとに見直すそうですが、現状のアメリカはもちろんのこと、日本に関しましても・・・緊急事態宣言が出ていませんし、学校が再開するともなれば収束の目処は立ちそうにありません。

私も不妊治療で病院に通っていたからわかりますが、お子様を連れて不妊治療の病院に来る方もかなり多くおられます。

仮にそのお子様が保菌者なら、親御さんに感染していたら?

体温を計っても無症状の感染者が多いということが事実となっている現在、不妊治療をしている方々は本当に不安な通院をするしかなくなってしまいます。

不妊治療に関しては年齢も重要なファクターの1つですので、例えばこれから半年中断することが大きなマイナスになる世代の方も沢山おられるわけです。

不妊治療はある種の戦いです。
しかもとても大変な戦いなのですから、それに加えてコロナウイルスとの戦いもしないといけなくなるのは不妊治療をしている人にとって大きなマイナスとなってしまいます。

ただ、私個人の意見ですが、コロナウイルスにかかってしまうよりは不妊治療を中断する方が、とは思います。

また、不妊治療の病院にお子様を連れて行くことは学校が再開されるこれから先は控えていただければと思いますね・・・

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